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2005.09.27

リスクパラノイア現象←直訳すると「危機妄想現象」

うーん、どう考えてもイラストレータ(自称)のブログではなくなりつつあるんだが
ふと思い立ったので書いておく。

「リスクパラノイア現象」(=危機妄想現象)ってものがあるんだそうだ。
検索すると、こちらがひっかかる。

この言葉、中西準子さんという科学者の書かれた、環境リスク学-不安の海の羅針盤- という本で知った。

   (あっ、今見ると、この本の中身、中西氏の雑感とおんなし文章ジャンっ。
    なんかうれしいような、うれしくないような・・・ と話がそれた。元に戻そう)

要するに、
 「○○ってすっごい危険なんですって」
 「○○のせいで人間が滅びるのよ」
 「○○はすぐ排除しなきゃ。ほんの少しの例外も駄目っっ」
 「あーなるのも、こーなるのも、すべて○○のせい」
てな感じで、右往左往状態になる現象らしい。

上記の本(あるいは雑感)によると、
アメリカ合衆国では、「今月のリスク」(今月の危機)という言葉があって
月単位で変化しているそうな。


最近、アスベストがやたらめったら、新聞に取り上げられているんだけど
それも、危機妄想現象(リスクパラノイア現象)ってことはないんだろうか、などと思ってしまう。

だって、アスベストが危険ってのは、もう10年以上前から聞いていたように思うのだが
なんで今、こんなに騒ぐのかなぁと。
万難を排して、緊急に対処しなければいけないものなのだろうか。

もっとも、熱しやすく覚めやすいという人間心理を考えれば
注目を浴びて、思い立った今、対処した方が賢明という考え方もあるが。


社会全般の環境問題を考える場合、
いろいろな危険なものの中から、対処する順番をどう決めるかという
冷徹な目が一人ひとりに要求されている、、、
と、こりゃあ、「環境リスク学」にモロ影響された言葉であった。


他参考ページ(2005/10/25追加)
   市民のための環境学ガイド
      予測と実証、「まきかえし」
  マスコミやEcoを売りにする企業が気になっていたところなのですが
  科学的な微妙な知識が足りない自分には、よいガイドになりそうな感じです。

2005.09.26

酒井式描画指導法への愚痴モード

酒井式描画指導法関係のサイトをつらつら読んでて、
ちょっとげんなりきたんで、その愚痴モード。

対象ページ 酒井式で描く「窓辺の花」


><指示3>  葉っぱを5枚付け加えなさい。ただし、そのうちの2枚は重なって見えるように描きなさい。

ゲーッ、なんで5枚って決められなきゃいけないんだっっ。
そんなもん、5枚でも6枚でも10枚でも1枚でもいいじゃん。
2枚重なっていようが、3枚重なっていようが、放射状に並んでいようが、
描き手の勝手じゃないか。

絵に決まりなんてないんだ。
万人に共通する正解もないんだ。

自分なりの正解を、自分で求めていくしかないんだ。

これは、マンガチックな絵の人にも、リアリズムの人にも、シュールな人にも
どんなものにもいえることだ。


読んでて、この方法を採用する教師自体が
絵をかけないコンプレックスを抱いていて
それを解消する手っ取り早い方法として、
酒井式に飛びつくという図式を思い浮かべました。

名づけて、美術教師のカップラーメン。

やはり、酒井式は、
「どう描いたらよいかわからない人にも、描ける気分を味わえる、疑似体験」
であると思います。

導入にあたっては、描けない人に向かって暫定的に行うものであり、
それ以上、採用してはいけないのです。

ものを言うのも命がけ

物言うのも命がけ。
それだけの覚悟が自分にはあるか。

でも、手足切断って、どんな状態なんだろう。
暗殺「未遂」というレベルではないなぁ


------ 以下、その記事 -------

レバノンの人気女性TVキャスター暗殺未遂、重体 (読売新聞)

 【カイロ=柳沢亨之】レバノンの有力民放テレビ局LBCによると、同局の人気女性キャスター、マイ・シディアク氏の車が25日、ベイルート北郊で爆発、同氏は手足を切断され、重体。

 車には爆弾が仕掛けられており、同氏暗殺を図ったテロとみられる。同氏は、LBCの政治ニュース番組の司会を務め、同国を属国支配したシリアに対する歯にきぬ着せぬ物言いで知られる。

 レバノンでは、2月のハリリ元首相暗殺事件をきっかけとした4月の駐留シリア軍撤退後も、反シリア色が強い政治家や記者の暗殺事件が相次いでいる。


[ 2005年9月26日0時54分 ]

2005.09.25

美術からみた人間の発達

酒井式描画指導法をいろいろ批判していますが、
じゃあ、本来の美術指導はどうあるべきなんだ? と考えるのが自然です。

具体的方法論については、
下にご紹介する方々にお譲りするとして
山崎さんのブログの記事の中に、
自分および子育ての経験から導き出した漠然とした結論と
おおよそ合致するものが
「美術からみた人間の発達」として掲載されていましたので、
それを参考に自分なりの意見を簡単にまとめます。

--------------------------
【乳児~幼児頃】
 感情の表現・自分の赴くままに書いたものが実際となって現れる喜び

【年長~小学生】
 つくること、想像の喜び、その表現のよろこび

【小学校高学年~】
 少し覚めたものの見方、客観性の拡大、見栄えへの関心

【中学生~高校生】
 自我の確立、デッサンへの関心、技法の進歩

【高校卒業~大人~】
 自己の確立、心の葛藤、ライフワークへの意識


出来栄えだけを重視した教育には、まったく意味はないと思います。
器用さで技法を表面上習得しても、「何を描いてよいかわからない」となり
また反面「描けない」というコンプレックスを抱いた人間を育てるだけではないでしょうか。

まず必要なのは、「何を描きたいか」「どう描きたいか」という心だと思います。
それを実現するのには、これだけの技術がいる、
人に理解してもらうためには、こう見せなきゃいけない
だから、その技術や構図などを身につける、という順番になります。

さらに、心を傷つけた教育では
その傷が芸術関係以外にも響く恐れがあるように思います。

----------------------------------------

自分は、小学校の1年と6年にあった放課後の土曜教室に通った以外
特別に絵を習ったこともなければ
美術教育の理論も習ったことはありません。
ですから、専門家からみれば、少しおかしいところがあるかもしれません。

(というか、未熟者がえらそうにウンチクを垂れているんで、面映くて耳まで真っ赤になりそうです)


具体的方法はこちらを参考にしてください。

kid's art labo 幼児造形表現教育研究
oizumi's laboratory 大泉義一研究室

2005.09.23

なんで決められなきゃいけないの?(酒井式描画指導法)

酒井式描画指導法について、あちこちに書いております。

酒井式描画指導法とは、
TOSSに参加している小中学校の教諭を中心に行われている
絵を描かせる授業のマニュアルの一つです。

しかも絵が描けない先生が行っても
絵の得意でない子供をはじめとした全員に、
ほとんど失敗なく絵が描けるようになるメソッドです。

事実、その指導法に従って描いた子供の絵が
なにかしらのコンクールで賞を取っているようです。

なんだか、魔法のようなすばらしい授業だと思いませんか?

しかし、その授業を偶然受けた子供(小3)は
語尾を震わせながら、必死に泣き出すのを我慢してこう言いました。

 ------------------------------

 「あれはもう嫌だ。やりたくない。
  なんで決められなきゃいけないの?

  担任の先生がときどき言う、鼻をもう少し大きく、
  という位なら、その理由もわかるし、構わない。

  でも、ストローを斜めに置けとか
  牛乳パックのここから描きなさいとか。

  そういうのは、自分で決めたい。
  自分で決めて、自由に、好きなように描きたい。」

 ------------------------------

どこが問題なのでしょう。
美術(絵)だから、幻惑されている人が多いのです。
酒井式とは、たとえて言うと、こんな指導法なのです。

 ---------------------------------
  酒井式を他の教科にあてはめると、
  1.テストを配り、
  2.先生の言うとおりに答案を書き込み、
  3.「みんな100点です。バンザイしましょう。」
  となるのでしょうか。
    出展 TOSSウォッチング掲示板ぽじとろんさんの発言
--------------------------------


酒井式描画指導法の具体例を示します。
本当に、こんな風に↓、逐一、先生の言うとおりに描くことを強要されます。

荒れたクラスも集中した酒井式入門「わたしのかお」
酒井式ハンドブック


酒井式描画指導法にNo!と公に声を出している人たちのブログもご覧ください。

美術と自然と教育と これが幼児の絵!? 魔法の酒井式描画法
 ・・・中学校の美術の先生

なにかをつくる 「酒井式」…? ・・・美術予備校/カルチャー教室の方

*******************************************

ついつい子供の絵に口を出してしまうってことは
たいていの人には覚えがあるかもしれない。

「あー、こっちの色の方がいい」
「こうやって描こうよ」

けれど、酒井式描画指導法は、その域を超えているのだ。
先生の言った通りに、いった方法通りに
全員が描いていくという授業方法である。

ストローを斜めにしてと号令されれば、斜めに、
三角から描けと号令されれば、三角から。
クレヨンを折れと号令されれば、全員が。
鼻を塗れと号令されれば、鼻を塗る。

それにどんな意味があるというのか。

子供には心のままに描きたいという欲求がある。
子供の心を無視し、踏みにじって
先生の言うとおりにすることを強要している。

そして、
周りの大人たちは、出来栄えに気をとられ
その過程で行われてきたこと
「自由に感じる自分の心を否定され
 描きたくもないものを無理に描かせられている」事実に
まったく気がつかない。


もし、酒井式描画指導法を採用しようとしている方、
もしくは採用している方がこのブログを読まれたら
自分のやっていることを見直していただきたい。

絵は、子供たちの心を豊かにするためのものである。
大人の権威で押さえつけ、踏みにじり
押さえつけるためのものではない。

見栄えなんか2の次、3の次だ。

    心の自由

それこそが、子供たちが絵を描く、真の意味である。

**********************************

教育的言葉で言うなら、
絵を描くということは
自己を確立し、意見をもつための訓練の場か。

酒井式で自分で感じたことを否定され、
言われたように描くことを強要されたら、
いったいどんな人間になるというのだろう。

自分の意思を持たないロボット。
あるいは自分を否定されたストレスから切れる子供。

酒井式描画指導法を教えている人は、
そんな人間を世に送り出すことが目的なのだろうか。

2005.09.20

酒井式描画指導法(わかりやすい言葉での批判)

酒井式描画指導法について、コメントをもらい知ったのですが
酒井式描画指導法について、TV放映されたそうです。

その方、山崎氏のコメントをこちらにコピーしておきます。

同時にその方のブログから、いろんな方のブログを見つけましたので
トラックバックいたします。

酒井式描画指導法については、美術ということであり、
TOSS授業のほかの問題点、
「水からの伝言」のようなニセ科学を容認しているといったような
誰もがわかる「明確」な言葉を使った
「簡潔」な表現による批判がまだなされていません。

問題として取り上げるなら
まず誰もがわかり、
たくさんの人が批判に共感できるようにしなければなりません。

酒井式描画指導法が、「他の教育法と違い、ここが問題なんだ」
ということです。

私の印象では、酒井式描画指導法では、
子ども独自で絵を描き上げる力がつかないと思っています。
しかし、これが本当なのか
ほかの教育を受けてきた子がちゃんとついているのかの実験結果がありません。

例えばの案なのですが
酒井式描画指導法のみを受けてきた子供たち50人と
その他の指導法を受けてきた子供たち50人に
まったく自由に、絵を描かせてみる、あるいは何か発想させてみる
(テーマ、題材については、その場で発表)
そういう比較対照実験はどうでしょうか。


子供たちに感想を聞くというのも考えたのですが
自分の子供 (かなり自分の意見をはっきり言う) ですら、
その授業を取材にきていたケーブルTVの取材に対しては
「楽しい」と、子供なりに気を使い、
あるいは無力な子供であるがゆえに大人におもねる発言をしていましたので
薄っぺらなアンケート用紙では
子供の本心をリサーチするのは、ほぼ不可能だと思います。

 「もう二度とあの授業は受けたくない。あの絵は見たくない。」と
 2-3日してからこっそり、怒られるかとびくびくしながら
 母である私に言いました。


【関係ブログ】

美術と自然と教育と
 酒井式の放送後考えたこと
 酒井式描画指導はまた広がりを見せそうな予感
 難しく考えすぎていたかな?酒井式のこと

 「酒井式」に学ぶ ?
おおはしわあるどブログ
 NHKの放送に対する意見
 酒井式を美化してNHKが放送してしまいました
 
その他
 酒井式、NHKでの放送内容は?(日本美術教育学会WEBニュース)
 酒井式の放送を見て(ハートでアート)
 NHKで酒井式放映 これが全国に広まったら大変
  (麓郷生まれの麓郷育ちの日記)
 『わくわく授業 〜酒井臣吾先生の図工〜 』を見て
  (子どもとの笑顔 ~美術教育の日々~)

あんねりあん(ぶろぐ編)
 酒井式描画指導法を考える


賛成あるいは実践している方のブログ
 よびのび仕事日記の酒井式描画指導法


【関係サイトおよび掲示板】

TOSSウォッチング
TOSSウォッチングの掲示板


わくわく授業(教育テレビ)  こんなにイキイキ描(えが)けたよ
  初回放送 平成17年9月18日
  再放送 平成17年9月24日(土)深夜午前0時40分〜1時05分 (実際日付は9/25AM)


酒井式描画指導法の具体例
  ・・・ ロボットのように画一的に描いていきます。
  これでシーンとなったのなら、子供があきらめモードになっているだけでは?

酒井式描画指導法のほめ方
  ・・・ はっきり言ってそらぞらしい。
  もし感受性が強い子供なら見透かし、嫌悪感すら感じるだろう。

酒井式描画指導法によって描かれた絵の例
  ・・・ みんな同じです。


題名を変えました。2005/9/21

2005.09.19

来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生きるとしよう

アップル社の創立者のジョブス氏の卒業祝賀スピーチ

ある方(とむさとう氏)のブログにありました。

とりあえず、自分が感銘を受けた言葉だけをここに記します。

>「来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生きるとしよう。
>そうすればいずれ必ず、間違いなくその通りになる日がくるだろう」。
>
>それは私にとって強烈な印象を与える言葉でした。
>そしてそれから現在に至るまで33年間、私は毎朝鏡を見て
>自分にこう問い掛けるのを日課としてきました。
>「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、
>今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」。
>それに対する答えが“NO”の日が幾日も続くと、
>そろそろ何かを変える必要があるなと、そう悟るわけです。


ジョブスの卒業祝賀スピーチ 日本語訳のブログ
http://blog.livedoor.jp/tomsatotechnology/archives/50067272.html

2005.09.09

ラスコー壁画の技法

昨日、TVを付けていましたら
NHKの世界遺産のダイジェスト番組にて
ラスコーの壁画のことをやっていました。

お名前は失念してしまったのですが
実際に体験するということを重きにおいておられる科学者の方が
口に木炭を含み、それで壁画を描かれたのではないかという説を
唱えていました。

手ではなく、口で、顔を動かしながら描くというのは
なんという技法だろう、
暗闇の中でそうやって描いている人の心理状態はどんなだっただろう

 魂と対象物の分かちがたい結びつき

というものを感じて、ゾクゾクっとしてしまいました。


ただ、冷静に考えた場合、
口に含んでエアブラシのように描く技法というものは
目という客観的な役割を果たすもの自体も
描く際に同時に動いてしまうため、
実際にそうやって描くと、
デッサンの狂いが生じるのではないだろうかと思います。

ということで、自分としては
手の周りに吹き付けることによって手を描いたものや
彩色部分のように
限られたところのみ、
口によるエアブラシ的技法が使われたのではと考えるに至りました。


しかし、口に含んで絵を描くってのは、一度やってみたいです。
どの絵の具が安全でしょうか?


他のブログの関係記事
世界遺産フランスの「ラスコーの洞窟壁画」

2005.09.02

空のドットプリンタ

空のドットプリンタというものがあるそうである。
こっち。
(知恵者猫さんのブログのどこかにもコメントを書いた)

むか~し、うーん、15年以上前だと思うのですが
晴海のコミケにいったとき

「ハルガキタ」

というカタカナの文字、ただし、天地逆、を見たことがありました。

びっくりして、遠くの空、地表から30度位をず~っと眺めていたのですが
現実なのに原理がわからず、
周りに(知り合いはいなかった)話をしても
反応がとても薄く、
なんだか狐につままれたようでした。

よかった~~。
超常現象 ^ ^ ; じゃなかったんだ~。

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